|
健康な女性の月経は規則的に繰り返されますが、その周期には個人差があります。環境や精神的要因でずれが生じることもありますが、極端な周期の狂いや出血量の異常、強い痛みは病気を疑います。
(原発性無月経)
満18才になっても1度も月経がないものを、原発性無月経といいます。原因は卵巣か子宮が先天的に無いことや、高度の発育不全、膣閉鎖、性染色体の異常、ホルモンの異常などが考えられます。
(続発性無月経)
妊娠、授乳、更年期などの原因がないのに90日以上月経がないままの状態を続発性無月経といいます。原因としては、環境の変化や精神的なショック、人工妊娠中絶や分娩時の子宮内膜の損傷、神経性食欲不振、脳腫瘍などによる視床下部や下垂体の異常などが考えられます。
(希発月経・頻発月経)
正常な月経周期は25〜38日程度ですが、それより短いものを頻発月経、長いものを希発月経といいます。頻発月経は子宮外妊娠や流産など、妊娠に関係のある病気の疑いがあります。妊娠と関係がない場合は、若い女性ではホルモンのアンバランス、中年以上では子宮筋腫などが考えられます。希発月経は無排卵性月経、子宮発育不全、子宮の萎縮などが原因として考えられ、不妊を訴える人が多くみられます。
(過少月経・過多月経)
月経の持続日数が2日以下のもの、あるいは月経量の少ないものを過少月経といい、無排卵性月経、子宮発育不全、子宮の萎縮などが原因として考えられます。
逆に月経の持続日数が8日以上のもの、あるいは月経量が多いものを、過多月経といいます。子宮外妊娠や流産など、妊娠に関係のある病気の疑いがあります。妊娠と関係がない場合は、若い女性ではホルモンのアンバランス、中年以上では子宮筋腫などが考えられます。過多月経が続くと、貧血になり、動悸、息切れなどの症状が出てきます。
(月経困難症)
月経の期間中、日常生活に支障をきたすようなひどい下腹部痛、腰痛、片頭痛を伴うものを月経困難症といいます。月経困難症は病気が原因で起こる「器質性月経困難症」と、検査をしても原因となる病気が見あたらない「機能性月経困難症」の2つがあります。
器質性月経困難症の原因は、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、子宮内膜症、子宮筋腫などがあげられます。機能性月経困難症は原因がよくわかっていませんが、精神的な要素が強く神経質な女性に多くみられます。
(月経前緊張症)
月経の前になると体がむくんだり、イライラや眠気に悩まされる症状を、月経前緊張症と呼びます。原因は黄体期の内分泌環境、特に黄体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)が関係すると考えられています。 |
|
スポンサードリンク
|
|